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会計忘れドリンク2本をバッグに…万引き疑われた男性に無罪判決 「警察にちゃんと話を聞いて欲しかった」

考え事をしながら急いで買い物をしていたら、商品を持ったまま無意識に店を出てしまった──。

「盗む気はなかった」と一貫して否認した男性に対して、裁判所は今年9月、無罪の判決を言い渡した。「認めた方が早い」と考える人もいる小さな事件の裏には、多くの冤罪被害者が生まれる可能性がある。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)

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「福袋」が期待と違ってガッカリした・・・お店に「返金」を要求することはできる?

楽しみにしていた福袋の中身がガッカリな内容だった――。女性に人気のファッションブランド「Ungrid(アングリッド)」の中身に批判が殺到し、アングリッドが購入者に返金する事態となった。

アングリッドは新年の福袋として「アパレル(15000円)」「アクセサリー(5000円)」の2種類を販売。ところが、この福袋の「中身」に批判が殺到したのだ。アングリッドのインスタグラムには、「季節外れの商品が入っている」「福袋より(福袋に入っていた中身を)セールで買う方が安上がりってどういうことですか?」など批判のコメントが投稿された。批判・クレームは300件近くに及び、返金を含めた「誠意ある対応」を求めるコメントも多く寄せられていた。

こうした批判を受け、アングリッドは1月5日、公式ホームページ上で<Ungrid福袋の不備に関するお詫び>として、返金対応を発表。「本来であれば、ご購入頂いたお客様1人1人にご満足頂くべき福袋でございますが、今回このような事態を招き、多大なご迷惑をお掛けしてしまいました」と謝罪した。

今回の事態は、売った側が自主的に返金を発表したケースだが、もともと「福袋」は何が入っているのかわからないことが前提のはず。一般的に、「福袋」の中身が気に入らないという理由で、返金を求めることはできるのだろうか。消費者問題にくわしい上田孝治弁護士に聞いた。

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「まるでジャイアンのリサイタル」歌声、洗濯機、足音…「騒音トラブル」どう解決?

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「雇用の調整弁」として翻弄され…会社訴えた契約社員「無期転換逃れ」で1年だけ正社員に?

同じ職場での有期契約が5年を超えた場合、労働者が希望すれば期間の定めのない無期雇用に転換できる「無期転換ルール」。2013年に改正された労働契約法18条1項の規定によるもので、2018年4月に申し込み権が発生することになるが、各地で雇い止めトラブルも起きている

定年前の1年間だけ正社員にしたのは、無期雇用への転換を逃れるためで違法などとして、福岡市内の契約社員の男性(60)が勤務先のNTTコムウェア(本社・東京都)を相手取り、地位確認や差額の賃金など約554万円を求めて、福岡地裁で争っている。提訴は6月15日付。

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紀藤正樹弁護士、全力でカルトと対峙し続けた30年 「自分を守るより他者を救え」

口を開くと、場の空気が一気に変わる。記者会見、省庁会議…。紀藤正樹弁護士の言葉には、正面から向き合わなければと思わせる気迫がある。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題に対峙した30年は、弁護士人生そのものだ。銃撃事件後、寄付を規制する法律ができた。解散命令請求が出た。いま、正念場を迎えている。(文:川島美穂、撮影:森カズシゲ)

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クイズに全問正解しないと有給とれない「ブラック企業」、その後どうなったのか?

あのブラック企業はどうなったのか。昨年12月23日に開催された「ブラック企業大賞」の発表・授賞式で、過去の受賞企業の「ビフォー・アフター」を紹介するコーナーがあった。そこでは、自動販売機オペレーションの「ジャパンビバレッジ東京」の「大変身」が取り上げられた。

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「飲酒運転」一緒に乗ってるだけでも犯罪に…ドライバーを止めるのは同乗者の義務です

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知的障害のある女性、福祉作業所の元施設長に「性的虐待受けた」と提訴 東京地裁

東京都板橋区の福祉作業所を利用していた女性(29)が、元施設長の男性から性的虐待を受けたとして、元施設長と作業所を運営するNPO法人に対し、計500万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。提訴は2月24日付。

訴状によると、軽度の知的障害がある女性は2016年から、体を触る、抱きつくなどの性的虐待を元施設長から受けた。2019年夏頃まで続いたものの、同年10月に我慢できなくなった女性が職員に被害の事実を訴え発覚。

職員らから通報を受けた区は同月、聞き取り調査を実施したうえで、元施設長による性的虐待の事実を認定し、NPO法人側に通知した。

区の認定を前提に、原告は、原告への謝罪や元施設長の退職などを内容とする和解を提案したものの決裂。和解決裂後も、NPO法人への反省や改善を促す働きかけをしたものの、真摯な対応がなかったとしている。

5月9日に第1回口頭弁論が開かれ、元施設長とNPO法人は性的虐待の事実を否認し、請求棄却を求めた。また、女性の代理人弁護士によると、被告側は女性や相談を受けた職員らに対する損害賠償請求訴訟を別途提起したという。

期日後に開かれた会見で、今の心境を問われた女性は「腹立っている」と小さな声で話した。

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二世帯住宅建築中に、長男の彼女が他の男性と「授かり婚」 慰謝料は取れるのか

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元検事正の性暴力事件、検察幹部が被害者の発信に警告メール「やっていいこと、やってはいけないことを区別して」 代理人は反発

大阪地検トップの検事正だった北川健太郎氏が部下の女性検事への準強制性交罪に問われている事件に関連して、検察庁幹部が女性側に公での発言を控えるよう求めていたことがわかった。

女性はこれまで記者会見を開いて、被害申告後の検察庁の対応を問題視する発言をしていた。

女性の代理人は「こんなことを言われたら萎縮してしまう」と批判している。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)